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<アメリカのスポーツベッティング事情①>自分で購入した”賭け”が売り買いできる「PropSwap」

コラム | 2017.11.16

日本でも個人がインターネットを通じてモノやサービスを売り買いできるシステムは、皆さんも一度は利用されたことがあるだろう。

例えば、日本のフリマアプリのメルカリやヤフーオークション、アマゾンでも個人でモノを出品し、販売することが出来る。インターネットサービスの最先進国であるアメリカでも先に挙げたAmazon(アマゾン)をはじめ、ebay(イーベイ)、StubHub(スタブハブ)などで個人レベルでの売り買いが手軽に行うことができる。

スポーツの最先進国であるアメリカではさらに一歩進んで、これらと同様にスポーツベッティングにおける”賭け”が売り買いできるシステムがある。それを提供しているのがネバダ州ラスベガスで2015年に産声を上げた「PropSwap」(プロップスワップ)である。

「んっ、どういうことなの?」

そんな声が聞こえてきそうなので、もう少し具体的にお話したいと思う。現在、アメリカでスポーツベッティングが合法化されているのはネバダ州のみだ。これだけスポーツが盛んで、実はアメリカ全土で「オンラインブックメーカー」などを通じて国民は楽しんでいるのに、アメリカのほとんどの州ではスポーツベッティングはまだ合法化されていない。

まずは、この前提をお伝えしておかなければならない。そして、唯一大手を振って堂々とスポーツベッティングに興じることができるのがラスベガスだ。ご存知のとおり、ラスベガスはカジノのメッカであり、大小数多のカジノがあり、多くの観光客を虜にしている。基本的なカジノゲームだけでなく、その一角にはスポーツブック(ブックメーカー)が存在し、そこで多くのスポーツベッターが大型モニターに映し出された試合の模様を見ながら、ベッティングを楽しんでいるのだ。

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ここからが本題なのだが、今回ご紹介している「PropSwap」は、ラスベガスのスポーツブック(例えば、Westgate SuperBookなど)でスポーツベッティングに参加し、購入した賭け(チケット:betting slips)を個人間で売り買いできるサービスを提供し、注目を集めているのだ。

実際にあった例を示しながら分かりやすく説明すると、今年のMLBのワールドシリーズではロサンゼルス・ドジャースとヒューストン・アストロズの対戦となった。第2戦目まで終わって1勝1敗になったところで、「アストロズ勝利」に賭けていた賭け(チケット)が「PropSwap」に売りに出され、13,800ドル(約155万9400円)で買われた。そして、シリーズは第7戦でアストロズが見事勝利し初の世界一に。このチケットの購入者は31,000ドル(約350万3000円)を賭けの配当としてめだたく手にしたのだ。

スポーツの結果に100%はない。ほぼ勝つであろうと思われていたチームや選手が負けてしまうことも起こるのがスポーツだ。この「PropSwap」のサービスには、そんなスポーツの不確実性をうまくビジネスにしたものだと言えよう。賭けを購入したものの、思ったとおりに必ずしも行かない可能性に不安のある売り手と、その賭けがうまくいくと信じる買い手をマッチングさせたのだ。

「PropSwap」のサービスを利用して、賭けのチケットを売り手は自分の好きな価格で売りに出せる。上記の写真のように「何倍の配当を得られるものに、いくら賭けたのか」という実際にかかった購入費用と、勝った場合に得られる配当を計算しながら売値を決めることができ、それはいつでも変更することが出来る。

「PropSwap」は賭けチケットの売買が成立した際に、チケット売値の10%をマージン(手数料)として受け取り、ここで儲けることができる。

スポーツブック(ブックメーカー)のオッズというのは、日本の競馬などとは異なり「その人が賭けた時点でのオッズがその人への配当オッズ」として確定する。そのため、例えばAというチームが勝つというオッズが2017年1月時点では100倍であったのに、優勝間近となった10月では2倍になってしまうなんてことが起こる。だから、オッズの数字が高い時に賭けることが、より多く稼ぐために必要となるのだ。

賭け(チケット)の買い手は、「PropSwap」で売りに出されているチケットの勝ち目や価格を見ながら、勝てそうなチケットを自由に購入することが出来る。先ほどもいったように、スポーツの結果には絶対はないので、ほぼ勝利間違いないと誰もが思っていても、「まさか」が起こりえるために、そのリスクヘッジとして売り手は結果が確定する前にチケットを売り飛ばすことで利益を確定、利食いができるのだ。

アメリカではまだスポーツベッティングが合法化される前から、賭け(チケット)が個人間で気軽に売買できる興味深いサービスが誕生している。「PropSwap」のファウンダーの一人であるルーク・パーガンディ氏は「PropSwapには毎日のように6,7人のニューユーザーが登録している。そのうち5,6人がネバダ州以外からの登録者だ」とESPNに対して語っている。

あなたもスポーツベッティングの新たな領域に飛び込むチャンスなのかもしれない。

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