2018年8月30日(水)~2018年9月3日(月)に立会外分売実施が予定されている、シンニッタン(6319)の分売詳細情報です。 1,750 ここ10年での分売実績はありません。 二部降格を防ぐための株主数充足目的と推測されますが、枚数が多いので株主による売却も含まれていると思われます。 現在の板は250枚、発表前の出来高平均は200枚程度と流動性はますまずある。 ここ半年の株価ですが、4月にセイタン買収による業容拡大期待と株式分割による影響で、一時566円の年初来高値を記録しています。 PER15.84倍・PBR0.70倍の株価は、同業他社と比較して平均水準程度。 一部銘柄だけあって、値動きが安定しています。 年間配当は未定。 株主優待は創設されていません。 今期業績は売上+2.1%・利益+12.3%で、二桁増益の見込み。 枚数は多いですが発行株数から見て2%以下ですので、重たい案件とは言えません。 値動き自体も小さいので割引率次第では、分売価格の同値付近もしくは割れることも考えられます。 低位株なので損失リスクは少ないですが、現在の流動性ではリスクが高いため、当日までに改善されなければ無難に見送る予定です。 本日は値を上げて発表日より高い終値となっています。 直近の出来高はやや増えていますが板は物足りなく、枚数が多いため利益が期待できない案件となりそう。 利益が出ても数百円程度と思うので、今回はスルーします。シンニッタンの立会外分売詳細
銘柄名 シンニッタン(6319)【東証一部】 発表日 2018年8月23日(木) 分売予定日 2018年8月30日(水)~2018年9月3日(月) 分売実施日 2018年8月30日(水) 売買単位 100株 申込上限 400株 信用区分 信用 分売枚数 8,514枚(851,400株) 発行株式数比率 約1.55% 分売総額 3.70億円(分売発表日終値ベース) 分売価格 423円 割引率 3.20% 分売目的 分布状況改善、流動性向上 シンニッタンの株式データと推移
発表日終値 434円 発表日出来高 351枚 分売前日終値 437円 分売前日出来高 739枚 予想PER 15.84倍 実績PBR 0.70倍 株主優待 なし 予想配当利回り 未定 シンニッタンの業績データ
2019年3月(予想) 2018年3月 2017年3月 売上高(百万円) 22,200 21,752 17,222 営業利益(百万円) 1,559 1,565 当期利益(百万円) 1,350 1,508 1,068 ROA(%) – 3.87 2.94 ROE(%) – 5.03 3.71 自己資本比率(%) – 76.8 77.0 シンニッタンの立会外分売評価と予想
上場日・分売実績など
分売目的
流動性
株価・ボラティリティ
配当金・株主優待
業績
自己資本率が高く、財務健全性が高い。総合評価(立会外分売発表時点)
評価 D(4)
ただ板・出来高ともに物足りない水準であり、今回の枚数を全て捌ききれるか微妙と言ったところです。
また400円を下回る値決めとなれば一旦の反発が期待できそうですが、賃借銘柄ではないのでそこまで調整しないかもしれません。総合評価(立会外分売前日時点)
評価 D(4)
一部銘柄としては、割引率が好条件となっていることは評価できます。
特に買い材料もないので、明日朝に買い需要が増えることも期待できなそうです。