今年、全然トレードがうまくいかない理由を考える

さて、111.9で買った100枚(赤丸)のドルを昨日、110.17辺りで損切り(赤丸)したのですが、早速逆行して111.2円に迫る勢いで回復しております。

 天井で買って、底で売ってる。。。 

儲かる逆のことをしているわけなので当然大損ですが、この取引にはそれなりに理屈があり、これまでであればこの方法で勝てていたことから取った行動です。それが最近(今年くらい?)からどうも機能していない(むしろ逆手に取られている)ように思えます。

 

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 買った理由・損切った理由 

買った理由

買った理由は明白です。太い赤線の日足上昇トレンドラインを一度下回り、その後急回復して週足の下落トレンドライン(細い赤線)すら上抜けたたために暫くはこの流れが続きやすいと判断してトレンドに沿った形でエントリーしました。売りの含み損を相殺するために大量に買ったのは馬鹿でしたが、エントリー自体は何度でもここらへんで入りたくなる場所でした。

売った理由

その後、徐々に反転し、日足上昇トレンドライン(太い赤線)、週足の下落トレンドライン(細い赤線)、さらには前日一旦反発して抵抗線として機能していた75日移動平均線すら大きく下回ったことから、一転して日足・週足ともに下落トレンド入りした可能性が高いと判断し、損切りしました。これ自体も自然な判断です。しかし今度は急反発。

 

 明らかにカモられている 

年始に600万円の損切りをしたときも抵抗線を下抜けてもう次の抵抗線が100円付近まで無い状態で下落トレンドが続いていたことから、大量の買いを損切りました。すると今度は延々と上昇。かなり底付近で買いを損切りした結果になりました。

 

この様なトレンドに乗るという売買自体はミセス・ワタナベなどと揶揄されるカモにされやすい逆張りと比べ、トレーダーが選択する方法で有効であるというのが通説でしたが、どうもこのところその理屈を逆手に取った値動きをしているように思えます。

考えられるのはAIなどの自動売買がメインのプレイヤーとなってきていること、ミセス・ワタナベが逆張りだけではなく順張りも覚え始めたことです。ゼロサム・ゲームのFXでは、当然他の参加者のトレード傾向を逆手に取って利益を上げるようにするのが最も有効な方法です。

つまり、トレンドに乗る、もしくはトレンド転換の判断をこれまでのように多くの参加者が注目する視点を元に判断しているだけではカモにされる時代になっているということが言えるのでは無いかと考えられます。

 

 今後はどうすべきか? 

国内FXの保有ポジションの履歴を見ると、ここ数年ミセス・ワタナベの順張り傾向が徐々に強くなってきたように思えます。だからカモられやすくなっている。だとすれば逆張りにすればいいか?という程簡単なものでもなさそうです。振り返るとやはりトレンドは存在し、しかも継続しやすい傾向があるためです。

だとすれば、損切りやエントリーのポイントをトレンドラインや移動平均線で判断しないことが一つの方法であろうと考えます。ここがカモりポイントになっているためです。

 

そこで、順張りでも逆張りでもない方法、即ちファンダメンタルズで長期的な方向だけを予想し、後は決まった値幅で淡々と売買する、ループイフダンの様な方法を取り、含み損はひたすら我慢する。という古典的な方法が案外有効であると考えました。

ループイフダンの最適設定の検証 (17/3/12)

 

今年から来年にかけては世界的な緩和縮小の影響で円高と予想しておりますので、ずっと利益の出ているMT4 EA(FXの自動売買)はこれまで通り継続するとして、今後は「売りの手動ループイフダン=IFDOCO注文」をメインにして裁量トレードは完全に遊びとして小Lotで楽しもうかと思います。

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