マイナス金利の長期化でATM利用料や振り込み手数料の高騰が続いております。例えばTochiのメインバンクの「みずほ銀行」では2020年3月1日より手数料の優遇(マイレージクラブ特典)が変更され、それまで月に4回無料(特典ランクによる)だった振り込み手数料がなんと毎回660円(2.2%相当、ATMで現金3万円、他行宛の場合)もがかかるようになります!
これは何とかして無料で使いたいトコロ、、。実はこんな方法でできるんです!
普段遣いをネット銀行に切り替える
ネット銀行ならばメガバンクと比べて遥かに簡単な条件で振込手数料やATM手数料の無料を獲得できます。例えば以下(20.1.25現在)
住信SBIネット銀行
・ATM月5回、振込月3回無料(月末残高が30万円以上)
・ATM月7回、振込月7回無料(月末残高が300万円以上)
住信SBIネット銀行で使えるATM一覧
楽天銀行
・ATM月1回、振込月1回無料(月末残高が10万円以上)
・ATM月2回、振込月2回無料(月末残高が50万円以上)
・ATM月7回、振込月3回無料(月末残高が300万円以上)
楽天銀行で使えるATM一覧
支店がなくても大手コンビニにあるATMを全てカバーしているので支障はありません。ただし、「これまでの銀行」からネット銀行に振り込む際の手数料が問題になります。これは証券口座を利用することで解決可能です!
証券口座の即時入金+銀行口座との連結で振込手数料が無料に!
例えばSBI証券では3大メガバンクを含む11行から、楽天証券では12行からの「即時入金」が無料です。
SBI証券の即時入金対応銀行
楽天証券の即時入金対応銀行
しかし、証券会社からの出金は基本的に1つの自分名義の口座に限られるため、このままでは他行への振込には使えません。そこで、銀行口座と連結させることで証券口座に入金した資金を銀行口座でも使えるようにする設定をします。SBI証券では「預り金自動スィープサービス(SBIハイブリッド預金)」楽天証券では「自動入出金(スイープ、マネーブリッジ)」という名称です。
SBI「預り金自動スィープサービス」説明&申込みURL
楽天「自動入出金(スイープ)」説明&申込みURL
注意点としては、SBIの場合は資金の移動先が銀行の「普通預金口座」ではなく利回りの高い「ハイブリット預金口座」のため、振込やATMでの出金に使うためには「普通預金口座」への「振替」を別途行う必要があります。ひと手間ですが、銀行口座にログインすれば直ぐに行なえます。
以上の作業により、これまでメインで使っている高い手数料を取る銀行から
↓証券口座への即時入金(無料!)
↓ネット銀行口座との連結
↓(住信SBIネット銀行は普通預金への振替)
↓ATMの利用・振込
という流れで手数料無料で振込やATM利用が可能になります!スバラスィ!(*´∀`)
但し、この方法には一つだけ注意点があります。それは銀行口座の預金は破綻した際の補償額が「1,000万円とその利息等」に限定される点です(ペイオフ)。これに対し、証券口座やFX口座はペイオフの対象外ですが、「分別管理」と「投資者保護基金」によって基本的に全額保護されます。証券口座の方が圧倒的に安全!よって1,000万円以上は銀行の口座に入れておきたくないわけです。
銀行口座への移動資金上限の設定でペイオフ対策!
SBIのハイブリット預金は銀行口座に入れる資金の上限を設定できます。これを1,000万円までにしておけばそれ以上は証券口座に残るので安心感が高いです。楽天証券でも残す金額の設定ができるので代替可能です。
SBI証券
ログイン後の当社WEBサイト「口座管理」>「お客さま情報 設定・変更」>「お取引関連・口座情報」画面における「住信SBIネット銀行関連サービス」の項目より「SBIハイブリッド預金振替上限金額」欄の「確認・変更」を押下し、「SBIハイブリッド預金振替上限金額設定変更」画面にて振替上限金額の設定が可能。
楽天証券説明&申込みURL
これでバッチリです!まぁ、楽天銀行は口座開設審査に落とされたから使わねーけど (-_-) 無職の怒り
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