【VEA】バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETFとは、アメリカを除く先進国株式市場に幅広く投資が行えるETFになります。
2019年4月26日付で年0.07%から年0.05%に、経費率の値下げが実施されています。
【VEA】バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETFの詳細
上場市場 | NYSEアーカ取引所(NYSE Arca) |
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コード | VEA |
ベンチマーク | FTSE先進国オールキャップ(除く米国)インデックス |
設定日 | 2007年7月20日 |
信託報酬 | 年0.05%(税別) |
純資産総額 | 69.02億米ドル |
売買単位 | 1株 |
最低購入単価 | 4,552円 |
決算日 | 四半期毎 |
管理会社 | ザ・バンガード・グループ・インク |
【VEA】バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETFは、米国以外の先進国株式に分散投資できることが特徴です。
2019年4月末に経費率改定が行われて、年0.05%とさらに低いコストになっています。
国内ETFでは考えられないほど低い信託報酬で運用できることが魅力です。
ちなみに米国のみに投資したい場合は【VTI】バンガード・トータル・ストック・マーケットETFが、年0.03%のコストで投資可能となっています。
ベンチマークの「FTSE先進国オールキャップ(除く米国)インデックス」は、アメリカを除いた主要先進国の小型株~大型株で構成されています。
現在の組み入れ銘柄は3,951となっており、多くの銘柄に分散投資することができます。
国別構成比率
国名 | 比率 |
---|---|
日本 | 21.7% |
英国 | 14.9% |
カナダ | 8.8% |
フランス | 8.5% |
スイス | 7.4% |
ドイツ | 7.2% |
オーストラリア | 6.4% |
韓国 | 4.1% |
香港 | 3.4% |
オランダ | 2.9% |
スペイン | 2.5% |
スウェーデン | 2.5% |
イタリア | 2.1% |
デンマーク | 1.5% |
シンガポール | 1.2% |
フィンランド | 1.1% |
ベルギー | 1.0% |
ノルウェー | 0.8% |
ポーランド | 0.4% |
イスラエル | 0.4% |
オーストリア | 0.3% |
アイルランド | 0.3% |
ニュージーランド | 0.3% |
ポルトガル | 0.2% |
日本が2割以上も占めており、為替リスクが付きまとう日本人投資家にとっては、あまりメリットが見いだせない比率となっています。
ただその他の国・地域には幅広く投資されていて、分散性は高めと言えます。
構成銘柄比率
銘柄名 | 地域・国名 | 比率 |
---|---|---|
ネスレ | スイス | 1.67800% |
ノバルティス | スイス | 1.05100% |
エフ・ホフマン・ラ・ロシュ | スイス | 1.02200% |
HSBCホールディングス | イギリス | 0.92000% |
サムスン電子 | 韓国 | 0.86100% |
トヨタ自動車 | 日本 | 0.82300% |
ロイヤル・ダッチ・シェル | オランダ、イギリス | 0.77600% |
BP | イギリス | 0.75500% |
トタル | フランス | 0.72400% |
SAP SE | ドイツ | 0.67000% |
世界トップの食品・飲料メーカーである「ネスレ」をはじめ、バイオテクノロジー企業「ノバルティス」、日本の「トヨタ自動車」も含まれています。
上位10銘柄で10%未満となっており、かなり分散されたポートフォリオとなります。
利回り・パフォーマンスは?
期間別騰落率
期間 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
1か月 | +5.94% | +5.89% |
3か月 | +3.29% | +3.34% |
1年 | +0.03% | -0.16% |
3年 | +8.87% | +9.02% |
5年 | +2.54% | +2.55% |
10年 | +7.06% | +7.06% |
設定来 | +1.57% | – |
※2019年6月末現在
年間別騰落率
年間 | ファンド | VTI |
---|---|---|
2018年 | -14.81% | -5.20% |
2017年 | +26.50% | +21.17% |
2016年 | +2.67% | +12.74% |
2015年 | -0.38% | +0.37% |
2014年 | -6.02% | +12.57% |
2013年 | +21.89% | +33.48% |
2012年 | +18.52% | +16.45% |
2011年 | -12.30% | +1.00% |
2010年 | +8.43% | +17.28% |
2009年 | +27.30% | +28.73% |
米国株式全体に投資を行う【VTI】バンガード・トータル・ストック・マーケットETFと成績を比較したところ、本ETFが勝っている年もありますが、全体的にはVTIの方が良好なパフォーマンスとなっています。
10年前に本ETFに投資をしていた場合、およそ97%のプラスリターンです。
ただVTIでは約4倍のリターンとなっているので、かなり差を付けられていることになります。
配当金・分配金は?
決算日 | 分配金(1口当たり) |
---|---|
2019/6 | 0.450000米ドル |
2019/3 | 0.175000米ドル |
2018/12 | 0.383700米ドル |
2018/9 | 0.158400米ドル |
2018/6 | 0.540200米ドル |
2018/3 | 0.161500米ドル |
2017/12 | 0.431500米ドル |
四半期ごとに分配金を出しており、2019年7月6日時点での分配金利回りは2.78%となっています。
6月と12月に分配額が多くなることが特徴です。
投資家からの評判は?
WealthNaviが取り扱ってるETFを投資信託で再現してみる。
VTI→楽天VTI
VEA→…
VWO→楽天VWO
AGG→米国債権オープン
TIP→
IYR→emaxis米国リートインデックス
GLD→ピクテゴールド日欧株(VEA)に相当するのは、なかった?けど、なんとかなりそう。#WealthNavi#投資信託 #資産運用
— お金マン太郎 (@okanemantaro) 2019年6月16日
さて、ボーナス(Part2)はどこに投資しようかな?
うーむ、米国ETFが濃厚かなぁ。
VEA、VWO、VGK、IJRあたりが候補。— こねこ(長期投資家) (@koneko86173014) 2019年6月14日
VEAはとりあえず日本22%なだけでマイナス要因大きすぎ
父が似たようなEFA持ってたけど手放してる日本株がダメというより、日本株なら直接買えば売買手数料は破格だし、配当は東証ETFでも配当控除の対象になるんだから
(米国経由では逆に三重課税となる)https://t.co/LLA1AvjsqP— はるか投信投資顧問 (@Haruka2007Toshi) 2019年4月8日
【VEA】バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETFの評価
【VEA】バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETFですが、かなり低いコストで米国を除いた先進国株式に分散投資できることが評価されています。
わずか0.05%の経費率で、カナダ・欧州・アジア太平洋の先進国をカバーできることは魅力的と言えます。
しかし国内在住の投資家にとっては日本株式の比率が高めのETFを、わざわざドル建てで保有するメリットはあまりありません。
為替リスクや為替手数料が掛かることもあり、現時点で積極的にはおすすめできない海外ETFとなります。
パフォーマンスもVTIに大きく負けており、今後も米国一強時代が続く限り、同様な結果にならざるを得ないでしょう。
ただVTIや【VT】バンガード・トータル・ワールド・ストックETFを保有している方で、米国比率が高いことが気になるのであれば、本ETFを追加で投資する価値はあるかと思います。
【VEA】バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETFを購入できる会社はこちら
本ETFは海外ETFとなりますので、扱っている会社は下記となります。
証券会社 | ポイント |
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楽天証券 | 最低手数料が0.01米ドルに変更予定。 楽天バンガードファンドがiDeCoでも買える。 楽天レバレッジETFは手数料無料。 90日の指値期間。 |
マネックス証券 | 0.1米ドルの最低取引手数料が魅力。 約3,000銘柄以上の米国株取り扱い。 米国ETFが実質手数料無料になるゼロETFがある。 米国株の時間外取引が可能。 |
SBI証券 | 米国ETFを定期積立できるサービスあり。 海外ETFに低コストで投資可能。 |
サクソバンク証券 | 他社を引き離す業界最安の手数料が魅力。 米国ETF含めて6,000銘柄以上を取り扱っている。 |