バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり)(BNDX)は、アメリカ以外の世界の国債を投資対象としているETFになります。
2019年2月26日より経費率が引き下げられ、年0.11%から年0.09%の信託報酬となっています。
バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり)(BNDX)の詳細
上場市場 | NASDAQ(ナスダック) |
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コード | BNDX |
ベンチマーク | ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合(米ドル除く)浮動調整RIC基準インデックス(米ドルヘッジベース) |
設定日 | 2013年5月31日 |
信託報酬 | 年0.08%(税別) |
純資産総額 | 183億米ドル |
売買単位 | 1株 |
最低購入単価 | 6,184円 |
出来高平均 (1日) |
1,241,943株 |
決算日 | 毎月 |
管理会社 | ザ・バンガード・グループ・インク |
バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり)(BNDX)は、米国を除く世界各国の債券に分散投資できることが特徴です。
世界各国といっても日本が2割以上を占めており、やや分散性に乏しいと言えます。
人気のバンガードETFだけあって取引は活発に行われており、流動性の心配はありません。
米ドルベースで為替ヘッジを行っているので、円ベースでは為替リスクを伴います。
2019年12月に信託報酬改定が行われて、年0.08%に引き下げられました。
米国債券を投資対象とする【BND】バンガード・米国トータル債券市場ETF(年0.04%)よりも少し割高ですが、年0.1%を切るコストで世界債券に投資できることは魅力と言えます。
本ETFは毎月分配のETFとなっており、年々分配金利回りが上昇しています。
ここ5年の増配率ですが債券ETFでは2番目に高く、今後も安定した利回りが期待できるでしょう。
主なデータ
構成債券銘柄数 | 5,885銘柄 |
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平均デュレーション | 7.9年 |
平均残存期間 | 9.6年 |
実効利回り | 0.8% |
平均クーポン | 2.1% |
格付別構成比率
信用格付 | 比率 |
---|---|
米国政府 | 0.0% |
AAA | 22.1% |
AA | 26.6% |
A | 30.0% |
BBB | 21.3% |
BAA未満 | 0.0% |
市場別構成比率
市場 |
比率 |
---|---|
日本 | 20.50% |
フランス | 11.80% |
ドイツ | 9.30% |
イタリア. | 7.20% |
英国 | 7.00% |
発行体別構成比率
発行体 | 比率 |
---|---|
外国の発行体 | 80.5% |
資本財 | 6.5% |
その他 | 6.0% |
金融. | 5.7% |
公益 | 1.2% |
アセットバック証券 | 0.1% |
利回り・パフォーマンスは?
期間別騰落率
期間 | ファンド | ベンチマーク | BND |
---|---|---|---|
3ヵ月 | +3.11% | +3.14% | +3.87% |
年初来 | +4.41% | +4.48% | +4.86% |
1年 | +6.61% | +6.80% | +6.61% |
3年 | +3.46% | +3.68% | +2.49% |
5年 | +4.09% | +4.32% | +2.67% |
設定来 | +4.01% | – | – |
年間別騰落率
年間 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
2018年 | +2.94% | +3.16% |
2017年 | +2.40% | +2.40% |
2016年 | +4.63% | +4.90% |
2015年 | +1.13% | +1.34% |
2014年 | +8.76% | +9.14% |
※2019年5月末現在
ここ最近は2~3%前後の騰落率となっており、値動き自体は比較的安定しています。
米国債券のみに投資する【BND】バンガード・米国トータル債券市場ETFとの比較では、1年ベースで同程度のパフォーマンスとなっています。
ただ3年・5年のリターンでは本ETFの方が良好な成績を残しています。
これはアメリカで利上げが行われたため、債券価格が下落してBNDのパフォーマンスも軟調となったためです。
5年前に100万円を運用していた場合、現時点で+22万円の利益となっています。
配当金・分配金は?
決算日 | 分配金(1口当たり) |
---|---|
2019/6 | 0.054300米ドル |
2019/5 | 0.051200米ドル |
2019/4 | 0.053000米ドル |
2019/3 | 0.046200米ドル |
2019/2 | 0.053900米ドル |
2019/1 | 1.094200米ドル |
2018/12 | 0.051800米ドル |
2018/11 | 0.054200米ドル |
2018/10 | 0.050300米ドル |
2018/9 | 0.050800米ドル |
2018/8 | 0.049900米ドル |
2018/7 | 0.048200米ドル |
毎月分配となっており、2019年6月29日時点での分配金利回りは2.89%となっています。
また毎年12月末(1月分)の分配金が多いことが特徴です。
投資家からの評判は?
BNDX(米国以外の先進国債券ETF)日足200日線を割ってがっつり下げてるから何かなと調べてみたら配当落ちなのね。12月だけは2回分配金が出て24日に一番大きく出るからそれで投げられた動きか。 pic.twitter.com/Pqqbqk0cvb
— ボケマ🇺🇸全世界投資🇯🇵 (@WoYm2w3H7Q97IuO) 2019年12月25日
ETFのコストを考えると債券だし割高に思っちゃいますね。
なら直接BND、BNDX買っちゃうほうがいいかも。— シオイ@インデックス投資ブロガー (@shioi401shioi) 2019年1月29日
BNDとBNDXとVWOBに投資すれば全世界の債券に投資できるからETFって便利ですよね。VWOBはハイイールド債も含まれるからリスクはあるけど、分散しているからリスクは減っていますね。BNDとBNDXと組み合わせばかなりいい感じになりそうだ
— メガネパンダ (@pandameganet) 2018年11月27日
ETF 70%
ダウ犬B&H 10%
個別株 20%
位の株式ポートフォリオが安定な気がする
後は生活防衛費の半分をBNDXで運用していきたい
一人暮らし後の夢(๑╹ω╹๑ )— 須投カズヤ@目指せ億万長者 (@liberarythem) 2018年9月3日
バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり)(BNDX)の評価
バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり)(BNDX)ですが、低コストで米国以外の国債に幅広く投資できることが評価されています。
分配金利回りはBNDと同程度となっているので、毎月安定して配当を得たい方には最適なETFとなります。
正直なところ、低利回りである日本の債券比率がもう少し低いと投資しやすいですね。
ただパフォーマンスは安定していることから、米国を除く世界債券に投資したい場合は検討価値のあるファンドと言えるでしょう。
バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり)(BNDX)を購入できる会社はこちら
本ETFは海外ETFとなりますので、扱っている会社は下記となります。
証券会社 | ポイント |
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楽天証券 | 楽天バンガードファンドがiDeCoでも買える。 楽天レバレッジETFは手数料無料。 90日の指値期間。 |
SBI証券 | 米国ETFが定期積立できるサービスあり。 海外ETFに低コストで投資可能。 |
サクソバンク証券 | 他社を引き離す業界最安の手数料が魅力。 米国ETF含めて6,000銘柄以上を取り扱っている。 |
マネックス証券 | 約3,000銘柄以上の米国株取り扱い。 米国ETFが実質手数料無料になるゼロETFがある。 米国株の時間外取引が可能。 |