iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(AGG)は、米国の投資適格債券市場に投資が行えるETFになります。
本ファンドは、ETF世界シェアNo.1のブラックロック社が運用する「iシェアーズシリーズ」ファンドです。
iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(AGG)の詳細
上場市場 | NYSEアーカ取引所(NYSE Arca) |
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コード | AGG |
ベンチマーク | ブルームバーグ・バークレイズ米国総合インデックス |
設定日 | 2003年9月22日 |
信託報酬 | 年0.04%(税別) |
純資産総額 | 870億米ドル |
出来高 (20日間平均) |
870,033株 |
売買単位 | 1株 |
最低購入単価 | 12,504円 |
決算日 | 毎月 |
管理会社 | ブラックロック |
iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(AGG)の特徴は、アメリカの投資適格債券に幅広く分散投資が行えることになります。
0.04%という限りなく低いコストで米国債券に投資できることが魅力です。
ベンチマークの「ブルームバーグ・バークレイズ米国総合インデックス」は、米国の国債や社債など残存期間1年以上になっている投資適格以上の債券を投資対象としています。
投資適格債券とは格付けBBB以上の債券のことで、格付けの高い政府系債券などがあります。
現時点で資産6兆円以上と豊富で、また出来高も非常に多いことが特徴です。
国債とは異なり売りたいときに売れるので、タイミングによっては高い利回りを得ることが可能です。
主なデータ
構成債券銘柄数 | 7,420銘柄 |
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平均デュレーション | 5.30年 |
平均残存期間 | 7.75年 |
平均クーポン | 3.33% |
格付別構成比率
信用格付 | 比率 |
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AAA | 72.01% |
AA | 2.72% |
A | 10.48% |
BBB | 14.12% |
BB未満 | 0% |
格付けの高いAAAが中心となっています。
発行体別構成比率
発行体 | 比率 |
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財務省 | 39.86% |
モーゲージ・パススルー証券 | 26.90% |
資本財・サービス | 15.30% |
金融機関. | 8.14% |
政府機関 | 2.32% |
商業用不動産担保証券 | 1.97% |
公益事業 | 1.83% |
国際機関 | 1.19% |
ソブリン債 | 1.01% |
地方自治体 | 0.82% |
モーゲージ・パススルー証券とは、政府が保証した住宅ローンのことです。
不動産ローンになりますが、政府系の債券なので安全性が高いと言えます。
利回り・パフォーマンスは?
期間別騰落率
期間 | ファンド | バンガード米国トータル債券 (BND) |
---|---|---|
1ヵ月 | -1.24% | – |
3ヵ月 | -3.39% | – |
6ヵ月 | -2.75% | – |
1年 | +0.70% | +1.56% |
3年 | +4.60% | +4.67% |
5年 | +3.05% | +3.08% |
10年 | +3.36% | +3.39% |
※2021年3月末現在
年間別騰落率
年間 | ファンド | バンガード米国トータル債券 (BND) |
---|---|---|
2020年 | +7.43% | +7.71% |
2019年 | +8.68% | +8.84% |
2018年 | -0.05% | -0.08% |
2017年 | +3.53% | +3.54% |
2016年 | +2.56% | +2.54% |
2015年 | +0.48% | +0.49% |
2014年 | +6.04% | +5.87% |
競合ファンドのバンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)と成績比較をしてみました。
BNDの方がほとんどの期間でパフォーマンスが上回っており、尚且つコストも年0.04%と本ETFと並んでいます。
配当金・分配金は?
決算日 | 分配金(1口当たり) |
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2021/5 | 0.172575米ドル |
2021/4 | 0.172203米ドル |
2021/3 | 0.189702米ドル |
2021/2 | 0.191959米ドル |
2021/1 | 0.125266米ドル |
2020/12 | 0.205967米ドル |
2020/11 | 0.192064米ドル |
2020/10 | 0.201694米ドル |
毎月分配金を出していて、2021年4月30日時点での分配金利回りは2.06%前後となっています。
利回りが高いとは言えませんが、毎月配当を得たい方には最適なファンドとなるでしょう。
投資家からの評判は?
今日の米国株ETFは、S&P500とかQQQとは下がってるけど、AGGやBIVなどの債券が安定してるっていう教科書みたいなことが起きてる。
— shogo.yamada (@yshogo87) May 4, 2021
学資保険を国内で運用したいなら…
保険に入らず、全世界株式【VTなど】で運用した方が資産は増えるとと思います。
株より安定的に運用したいのであれば…債券ETFである【BNDやAGG】が良いですね。
— NEO@高配当投資でセミリタイア実践! (@neoneo787) 2019年6月12日
AGGとPFFから分配金💲毎月投資の安心をもらえる、今PFFは好調だけど12日のJPMの決算の影響を受けるかな… #米国株 #ETF #株式投資 #資産運用
— happycats (@happyca75152788) 2019年4月9日
株に関して言えることは今は買い場ではないということ
今年もまだまだ先は長いチャンスがきたら配当銘柄仕込むだけ
相変わらずHDVと日本の通信と製薬が基本
今年も株式市場が高値圏のままならば債券ETFのAGGやBLV
暴落したならばディフェンシブ以外も拾うことを考える pic.twitter.com/HPRFBUFhFT
— マツカ (@biyoutrader) 2019年1月18日
iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(AGG)の評価
iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(AGG)ですが、超低コストで高格付けの米国債券に分散投資できることが評価されています。
国内では割高の債券ファンドが多く存在する中、期待リターンが限られている債券ファンドに年0.04%で運用できることは魅力となります。
また投資適格債券だけあって値動きは比較的安定しています。
大不況時こそ下落リスクはあるものの、それ以外はローリスク&ローリターンの値動きとなっているため、毎月安定して分配金を得たい方におすすめです。
現時点では競合ETFのバンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)の方が成績が上回っていますが、長期で見れば僅かな差です。
コスト面でも並んでいますので、自身の好きな方を選択すると良いでしょう。
iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(AGG)を購入できる会社はこちら
本ETFは海外ETFとなりますので、扱っている会社は下記となります。
証券会社 | ポイント |
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楽天証券 | 楽天レバレッジETFや「iシェアーズ」「MAXIS」シリーズが手数料無料。 90日の指値期間。 |
SBI証券 | 米国ETFが定期積立できるサービスあり。 海外ETFに低コストで投資可能。 |
マネックス証券 | 約3,000銘柄以上の米国株取り扱い。 米国ETFが実質手数料無料になるゼロETFがある。 米国株の時間外取引が可能。 |