純資産&出来高NO.1のTOPIXファンド!NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信(1306)の評価・解説

TOPIX連動型上場投資信託は東証株価指数(TOPIX)に連動した運用成績を目指しているETFです。
TOPIXをベンチマークとしているその他のETFより流動性がかなり高いですので、デイトレードに適したETFとなっています。

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TOPIX連動型上場投資信託(1306)の詳細

上場市場 東京証券取引所
コード 1306
ベンチマーク TOPIX
設定日 2001年7月11日
(上場日は2001年7月13日)
基準価額(株価) 1,877円
信託報酬 年0.088%(税別)
純資産総額 126,504億円
出来高(月間) 45,407,540株
売買単位 10株
最低購入金額 16,830円
決算日 年1回(7/10)
信託財産留保額 なし
資産構成 株式:98.4%
現金、その他資産:1.6%
指数先物:1.6%
管理会社 野村アセットマネジメント

本ETFは競合ETFより少々信託報酬が高めでしたが、2020年9月30日に年0.88%に改定されたことで、同程度の水準になりました。
さらに流動性が非常に高いですので、短期トレード中期トレードに向いている商品と言えるでしょう。

また資産が増えほど信託報酬を値引きする制度を導入しましたので、現時点(12兆円)の純資産では年0.068%まで引き下げられます。
これでiシェアーズTOPIX ETF(1475)(年0.06%)に次ぐ安さとなり、18兆円まで資産が増えると0.58%で最安となります。

運用期間が長いことと野村証券が運用しているだけあって、純資産総額が突出した額を誇っているのが特徴となっています。
現在さらに増え続けており、国内ETFでは第2位の規模となっています。

組入業種

順位 業種 比率
1 電気機器 14.7%
2 情報・通信業 9.9%
3 輸送用機器 7.1%
4 化学 7.0%
5 医薬品 6.4%
6 その他の業種 52.5%

日経平均株価と違って、情報・通信業と小売業の比率が少ないことが特徴です。

組入銘柄

順位 銘柄 業種 比率
1 トヨタ自動車 輸送用機器 3.4%
2 ソニー 電気機器 2.2%
3 ソフトバンクグループ 情報・通信業 2.2%
4 キーエンス 電気機器 1.7%
5 任天堂 その他製品 1.5%
6 武田薬品工業 医薬品 1.4%
7 日本電信電話 情報・通信業 1.4%
8 三菱UFJフィナンシャル・グループ 銀行業 1.3%
9 リクルートホールディングス サービス業 1.2%
10 第一三共 医薬品 1.2%

組入上位銘柄には、上記のとおり時価総額が大きい一流企業がずらりと並んでいます。
上位10社でも構成銘柄全体の約17%程度に抑えられていますので、日経平均(約35%)より分散性は高くなっていると言えます。

利回り・運用成績は?

期間 ファンド ベンチマーク
1カ月 +8.16% +6.60%
3カ月 +3.64% +5.91%
6カ月 +8.56% +10.55%
1年 +9.69% +13.87%
3年(年率) +2.27% +7.55%
5年(年率) +3.23% +5.99%
10年(年率) +9.46% +12.00%
設定来 +77.89%

※2020年8月31日時点

ファンド ベンチマーク
2019年 +17.98% +20.45%
2018年 -16.06% -10.49%
2017年 +22.06% +21.02%
2016年 +0.21% +2.18%

日経平均ETFの日経225連動型上場投資信託(1321)とパフォーマンスを比較してみました。
長期になればなるほど、日経平均の方が好成績を残しています。

純資産の推移

期間 純資産総額
2019年1月 約77,092億円
2018年1月 約71,302億円
2017年6月 約51,000億円
2017年1月 約40,000億円
2016年6月 約27,000億円
2016年1月 約28,000億円
2015年6月 約27,000億円
2015年1月 約19,500億円

一時停滞していた時期もありましたが、直近の伸びは凄まじいですね。
相場の回復と共に、大きく増加しています。

出来高・流動性は?

年月 月間出来高
2017年12月 50,774,970株(約507万枚)
2017年8月 45,407,540株(約454万枚)
2017年5月 40,550,450株(約405万枚)
2017年2月 33,759,420株(約337万枚)
2016年11月 87,370,420株(約873万枚)
2016年8月 42,690,050株(約426万枚)
2016年5月 59,733,000株(約597万枚)
2016年2月 122,311,370株(約1,223万枚)

以前よりかは少し流動性が乏しくなってきていますが、TOPIXのETFとしては、出来高トップクラスを維持しておりますので、短期トレードにも最適なETFとなります。

分配金・配当金は?

決算日 分配金 利回り
2020年7月 329円 2.08%
2019年7月 333円 2.07%
2018年7月 305円 1.74%
2017年7月 260円 1.58%
2016年7月 273円 2.22%
2015年7月 230円 1.42%
2014年7月 206円 1.61%

2020年7月10日決算の分配金は329円となり、2020年9月26日時点の利回りは1.96%となっております。
他のTOPIXファンドと比較すると、同水準の利回りと言えるでしょう。

2016年7月決算時の利回りが高くなっているのは、イギリスのEU離脱問題における下落と重なったためです。
利回りが特段に高いというわけではないので、利回り目的での投資に利用するのは微妙だと思われます。

競合ETFとの比較

ETF銘柄 信託報酬 出来高 純資産 リターン(2018年)
TOPIX連動型上場投資信託 年0.088% 343,139枚 60,222億円 -16.1%
MAXIS トピックス上場投信 年0.078% 9397枚 12,000億円 -16.1%
ダイワ上場投信トピックス 年0.11% 84,931枚 43,000億円 -16.1%
iシェアーズ TOPIX ETF 年0.06% 7,209枚 2,410億円 -16.1%

上の表を見るとわかるように、本ETFが最も出来高&純資産が多く、TOPIX短期トレードの筆頭であると言えるでしょう。

投資家の評判は?

TOPIX連動型上場投資信託(1306)の評価

TOPIX連動型上場投資信託の最大のメリットは流動性に優れることに尽きるでしょう。
天下の野村ブランドが管理していることだけあって、取引が活発に行われています。
ですので、売却したい価格で売れないということはまず起きないでしょう。

繰り返しになりますが、短期取引でTOPIX投資をしたい人は一番おすすめできるETFですので本ETFを利用すると良いでしょう。

おすすめな証券会社は?

手数料の安さを求めるのであれば、岡三オンライン証券楽天証券SBI証券で取引を行うのが良いでしょう。

取引ツールの使いやすさと利便性を重視するならGMOクリック証券を利用するのが良いと思います。

国内株式型ETF
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