2018年8月30日(木)~2018年9月5日(水)に立会外分売実施が予定されている、チェンジ(3962)の分売詳細情報です。 500 2016年9月27日に東証マザーズに新規上場。 同日に9月3日付での東証一部市場変更が決定しており、最終的な形式要件充足の為に行われる分売となります。 現在の板は300枚以上、発表前の出来高平均は300枚程度と流動性はまずまず。 ここ半年の株価は3,000円~4,000円の間で動いており、分売発表後は昇格決定を買い材料に上昇基調になっています。 PER68.88倍・PBR17.36倍の株価は、同業他社と比較してかなり割高。 マザーズ銘柄らしく値動きが大きい。 年間配当は無配。 株主優待は9月末に100株以上保有で、食品、電化製品、ギフト、旅行等に交換できる「株主優待ポイント1,500ポイント」がもらえる。 今期業績は売上+30.8%・利益+51.1%と、大幅な二桁増収増益見込み。 枚数はそこそこ多く、発行株式数5%の重たい案件となります。 株価的にもかなり割高であり、一部昇格に向けて適正価格水準に落ち着いてほしいところ。 年初来安値である2,920円付近まで下げてくれれば、短期でのリターンが見込めそうでしょうか。 分売としては値嵩株かつボラも大きいので、慎重な姿勢で臨みたいと思います。 発表日以降買われ続け本日も約2%上昇、分売価格も発表日終値から10%高い値決めとなっています。 今年に実施した「グローバル・リンク・マネジメント」や「ダブルスタンダード」、「カナミックネットワーク」など、発行株式数約5%の値嵩分売の結果は悪く、本案件も寄りでは厳しい結果になりそうでしょうか。 一応一部昇格という材料がありますので、明日の地合い次第ではリターンが出る場面もあるかもしれませんが、値動きが大きくリスクが高いと言えます。 分売価格を大きく下回る展開も予想され、分売のローリスク投資の趣旨に合わないため見送ります。チェンジの立会外分売詳細
銘柄名 チェンジ(3962)【東証マザーズ】 発表日 2018年8月14日(火) 分売予定日 2018年8月30日(木)~2018年9月5日(水) 分売実施日 2018年8月30日(木) 売買単位 100株 申込上限 500株 信用区分 信用 分売枚数 3,358枚(335,800株) 発行株式数比率 約5% 分売総額 11.22億円(分売発表日終値ベース) 分売価格 3,739円 割引率 3.01% 分売目的 市場変更における形式基準の充足 チェンジの株式データと推移
発表日終値 3,340円 発表日出来高 735枚 分売前日終値 3,855円 分売前日出来高 714枚 予想PER 68.88倍 実績PBR 17.36倍 株主優待 9月末
100株以上…株主優待1,500ポイント予想配当利回り 無配 チェンジの業績データ
2018年9月(予想) 2017年9月 2016年9月 売上高(百万円) 2,590 1,980 1,550 営業利益(百万円) 331 186 当期利益(百万円) 338 229 118 ROA(%) – 17.15 11.60 ROE(%) – 23.67 19.34 自己資本比率(%) – 75.9 68.4 チェンジの立会外分売評価と予想
上場日・分売実績など
今回が初めての分売実施となります。分売目的
株主数要件がわずかに足りていないので、株主数増加目的と思われます。流動性
株価・ボラティリティ
配当金・株主優待
業績
ここ数年の業績は好調であり、今期だけですでに2回の上方修正を行っています。総合評価(立会外分売発表時点)
評価 D(4)
僅かな株主数要件を満たすわりには枚数がやや多い分売となっており、株主による売却も含まれている可能性があります。
発表後の株価は一旦上向きとなっていますが、実施に近づくにつれて需給悪化懸念と材料出尽くしによる売りが出ると思われます。
逆に高値水準のまま実施を迎えると、厳しい展開になりそう。
条件が良くても、現在の株価水準(3,480円)なら見送る予定です。総合評価(立会外分売前日時点)
評価 D(4)
流動性も高くなっておらず、需給環境も良好とは言えません。